<終了>奈良女子大学連携協力事業 奈良を観る ~奈良女子大学コレクション~
竣工間近の本館/明治42年
写真:奈良女子大学学術情報センター所蔵
ごあいさつ
“奈良を観る”とは、見過ごされがちな近代奈良の歴史や文化、芸術に焦点をあてて古都奈良の創造力と奥深い魅力を紹介していくシリーズです。
第9回目となる今回は、奈良女子大学を取り上げます。奈良女子大学は、明治41年(1908)、奈良女子高等師範学校をその前身とし、女子師範学校、高等女学校の女子教員の養成することを目的に設置されました。戦後は「女子の最高教育機関として、広く知識を授けるとともに、専門の学術文化を教授、研究し、その能力を展開させること」を目的とし奈良女子大学が発足しました。
本展では、学校教材として購入された当時の玩具や考古学標本、ミシン、正倉院に眠る宝物を名工・吉田包春(1878~1951)が模造した工芸品など、大学にコレクションされている品々の一部を紹介します。
最後に、本展開催にあたり、ご協力いただきました関係の皆様に深く感謝申し上げます。
令和5年1月
主催:
協力:
奈良市
奈良市美術館
一般財団法人奈良市総合財団
奈良女子大学
奈良を観る
~奈良女子大学コレクション~
2023年1/11㊌~1/22㊐
【時間】10:00~17:30(入館は17:00まで)
【休館日】1/16㊊
ー展示内容ー
開校25周年記念式典
演奏会場/昭和9年5月
写真:奈良女子大学学術情報センター所蔵
おしゃべり(寄宿舎)/昭和12年
写真:奈良女子大学学術情報センター所蔵
文科の授業/昭和14年
写真:奈良女子大学学術情報センター所蔵
開校当時からの奈良女子大学の様々な風景をフィルムに収めたものを展示。長きに渡り多くの人材を輩出した伝統ある学び舎の様子を伺い知ることができます。
独逸製玩具/熊ノ自転車乗
教員養成学校の役割を担う奈良女子高等師範学校で教育教材として昭和2年に購入されたドイツ製のおもちゃ。
正倉院模/紅牙撥鏤尺
名工・吉田包春(1878-1951年)によって、材料から製作技法に至るまで忠実に再現された正倉院宝物の模造品
足踏み式ミシン/やみ125
洋裁教育のため欧米から輸入した3台のミシンのうちの1つ。
水鳥形埴輪
日本一大きい大仙古墳がある百舌鳥古墳群出土のものを模して作られたと考えられる。
「女子の最高教育機関として、広く知識を授けるとともに、専門の学術文化を教授、研究し、その能力を展開させること」を目的として教育研究活動を行っている奈良女子大学では、開校当初から多岐にわたる先進的な教材が購入されています。現代ではあまり見ることのできないそれらの貴重な品々を一般公開。
イベント
1月21日(土)
午後2時~(受付は午後1時~)
奈良女子大学人文社会学科 教授 宮路淳子氏による作品解説
<問い合わせ> 奈良市美術館 ☎0742-30-1510
ーお願いー
・ご来館の際は検温・手指の消毒・マスクの着用をお願いいたします。
・37.5度以上の発熱や体調のすぐれない方は、ご来館をお控えください。
コロナウイルス感染予防対策にご協力をお願いいたします。
※新型コロナウイルス感染拡大状況により入場制限または、展覧会及び作品解説を中止する場合があります。