妖怪POP 妖怪書家 逢香展(実習生 N・R)
私のお薦め作品
「おにむすめ」
この漫画では、登場キャラクターの目は一切描かれていません。しかし、おにむすめが頭のツノが原因でからかわれている様子やおにむすめが友人にまたねと手を振る様子など、一つ一つ顔の表情を読み取ることができます。イラストはシンプルですがそれぞれのコマが細やかに描き分けられており、この作品の繊細さを感じることができます。『「うけいれて」「うけいれられて」そんな日を過ごせたら』という台詞からは、多様性を認め合うという今の世の中で求められていることを示唆しているように思いました。